ドメインについて② 事業にオススメのドメインとは
前回は、URLとドメインについてお伝えしました。
- 「URL」→ホームページにアクセスするための住所
- 「ドメイン」→数あるウェブサイト(ホームページ)の中から、見たいホームページがどこにあるのか探し出すための情報(=住所、アドレス)
※前回の記事はこちらです。
»ドメインについて① ドメインって何のこと?
今回はそんなドメインには種類があることと、事業をされている方にオススメのドメインについてお伝えしていこうと思います。
”自社のホームページをもちたい!”とお考えの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
ドメインには「初期ドメイン」と「独自ドメイン」があります
1.初期ドメイン
まず1つ目は、さくらインターネットのようなサーバー会社が、「初期ドメイン」といって無料で提供してくれるドメインがあります。
ホームページをもつためには、ドメインとサーバーが必要なんですが、「サーバーを契約してくれたから、無料でドメインをあげるよ!」っという感じです。
(※サーバーについてはコチラで説明しています。)
URLは、「https://www.○○○.sakura.ne.jp」っというような文字列になり、○の中に好きな文字列を指定できます。
あれ?前回見ていたURL(https://www.conasuworks.com)となんか違う!?
っと気づいたあなたはすごいです!
wwwの後ろがドット(.)でたくさん区切られていますよね!英語も違うし・・・。
このように、自分の好きなドメイン名の後ろに、さくら(sakura)など社名が入っているかたちを「サブドメイン」といい、これはさくらインターネットのドメインを複数の方と共有しているという状態です。
(comとne.jpが違うという意見は、のちほどみていきましょう!)
このタイプのドメインは、初期ドメインっという名前の通り、最初から初期設定されているサービスなんです。
なので無料というのは最大のメリットですが、デメリットがあるのも事実です。
携帯の着信音を思い浮かべてもらうと、最初から何パターンかの着信音が入っていますよね?
それが「初期ドメイン」と思ってください。
だけど「それでは恥ずかしい」「好きな音楽にしたい」などの理由から、お金を出して好きな楽曲を購入していませんでしたか?
そのお金を出して買った楽曲が、次に出てくる「独自ドメイン」のイメージです。
では、初期ドメインにはどんなデメリットがあるのかというと、こちらです。
初期ドメインのデメリット
- サーバー会社を別会社に移行すると、ドメインは使えなくなり、ホームページが見られなくなる
サーバー会社を移行なんてしないから大丈夫・・・
いま、そのように思いませんでしたか?
それが、そんなことはないんです。
もしかするとサーバー会社が倒産して変更せざるを得ない状況になってしまったり、あなたのホームページにアクセスが増えて、(ホームページを見られる)容量を越してしまった時などは、サーバーを変更する必要があります。
サーバーを変更すると、これまでチラシや雑誌に載せていたURLには接続できなくなるため、お客様がホームページにアクセスしても、繋がらないという事態に陥ってしまうんです。
事業をされている方には、あってはならない状況ですよね、、、
このようなことから、初期ドメインは事業をされている方には不向きとなっているんです。
っというわけで、次は「独自ドメイン」についてみていきましょう。
2.独自ドメイン
「独自ドメイン」とは、自分で好きな名前をつけて、自分の好きなように利用できるドメインのことです。
初期ドメインとは異なり、年間1,000円~10,000円という費用がかかりますが、初期ドメインのようなデメリットがなく、あなたの好きなように使うことができます。
独自ドメインのデメリットとしては、有料であることと契約更新をしなければいけないということですが、その分メリットはたくさんあります。
どういうメリットがあるのかというと、こちらです。
独自ドメインのメリット
- 好きな名前をつけられる
- 独自のドメイン名をつけることで、信頼度が上がる
- サーバーを変更しても、そのまま使える
- 長く運用できるので、検索結果の上位を獲得する(SEOに強い)基準を満たせる
- サブドメインを作って活用できる
- メールアドレスを作れる
少しわかりづらいかもしれませんが、独自でドメインをもっておいたほうがお客様に対しても、Google(検索結果を決定している)に対しても、信頼度が高いということです。
また、「サブドメインを作って活用できる」というのは、
「https://www.○○○.conasuworks.com」
のように○の部分を変えると、複数のホームページ(サブドメイン)を作ることができるんです。
仮に、コナスワークスの2号店があった場合、
「https://www.2ndstore.conasuworks.com」
っというサブドメインを取得すると、1つのドメインで2つのホームページを作ることができます。
少しややこしいですね(^^;)
それから「メールアドレスを作れる」っというのは、
「conasuworks.com」の前に、
・henmi@conasuworks.com
・tanaka@conasuworks.com
などのように名前を設定すると、従業員一人ひとりがメールアドレスをもつという使い方ができるんです。
このように使い方が自由自在で、外部からの影響を受けることがないため、事業をされている方には独自ドメインをオススメしています。
独自ドメインを取得する方法
「じゃぁ、どうやって独自ドメインって取得するの?」
というと、ドメインを取得できる会社は、”お名前.com”や”さくらインターネット””ムームードメイン”などいくつかあります。
ただ、自分で独自ドメインを取得できたとしても、それをホームページに反映させるのは、ある程度知識がないと難しいです。
費用を抑えるために自分でホームページをつくり、ドメインとサーバーを取得しようとすると、かなりの時間と労力を必要とするため、本業に支障が出てしまうおそれがあります。
仮に、この作業を知り合いに頼んだとしても無料という訳にはいかないし、言いたいことがあっても言いにくいし・・・と、また違った悩みが出てくるでしょう。
ConasuWorks*ではホームページ制作のほか、ドメイン・サーバーの取得契約や、デメリットとしてお伝えした契約更新も代行いたしますので、あなたは面倒な作業を一切しなくても大丈夫です!
ドメインに関していえば、あなたの好きな名前を考えていただくだけです(^^)
しかも料金は月額制なので、お財布にもやさしいですよ!
ご興味のある方は、ぜひこちらを御覧くださいね。
ドメインの中のトップレベルドメインとは
では最後に、冒頭で「https://www.conasuworks.com」と「https://www.○○○.sakura.ne.jp」の違いについてお聞きしたときに、「.com」と「ne.jp」が違うということについて触れましたよね?
この部分、すなわちドットで区切られた1番右の部分を、ドメインの中でも「トップレベルドメイン(TLD)」といいます。
なんか強そうな名前ですね、、(笑)
簡単にいうと、ドメインは「ホームページがどこにあるのか探し出すための情報(=住所、アドレス)」といいましたが、世界中無数にあるウェブサイトをわかりやすく整理するために、トップレベルドメインで国や地域、事業内容ごとに分けているんです。
- 「.com」→国や地域に制限なく、登録できる
- 「.jp」→日本
- 「.museum」→博物館、美術館
- 「.tokyo」→東京
ここに紹介したのはごく一部で、トップレベルドメインは他にもたくさんあります。
事業をされている方には、「co.jp」のような会社や企業向けのドメインは信頼度が高くなりますが、料金が上がる割に見た目以外はとくに変わりません。
なので個人的には、申請をする時も審査や書類の提出などがなく、取得しやすい「.com」をオススメしています。
また、先ほどから例に出しているさくらの初期ドメインは、「ne.jp」と2つに区切られてますよね?
こういう場合を「トップレベルドメイン」と「セカンドレベルドメイン」といって、「jp」日本(トップレベルドメイン)の「ne」ネットワークサービス(セカンドレベルドメイン)という意味があります。
そんなことを意識してURLを見てみると、今まで気づかなかった楽しみを見つけられるかもしれませんね(^^)
まとめ
前回から2回にわたってドメインの説明をしてきましたが、まとめるとこういうことです。
ドメインのまとめ
- https://から始まる文字列をURLといい、それぞれの文字には名前がある
- URLはホームページを開けるための住所で、ドメインは数あるウェブサイトの中から探し出すための情報である
- ドメインには「初期ドメイン」と「独自ドメイン」があるが、事業をされている方には「独自ドメイン」がオススメである
- 独自ドメインは、お客様に対してもGoogleに対しても信頼度が高く、活用の幅が広い
- 事業にオススメのトップレベルドメインは「.com」である