ホームページの文章作成はだれに依頼する?|あなたの想いを文章にする方法
ホームページを新しく開設したり、すでにあるホームページをリニューアルしたりする場合、あなたは何が必要だと思いますか?
- サービスや商品、社内の雰囲気を美しく写し出した写真または動画
- サービスを引き立てるかっこいいデザイン
- サイト構築やカスタマイズに対応するスキルの高さ
もちろんこれらは非常に重要であり、これらが総合的に組み合わさることで、唯一無二のホームページは仕上がります。
ですがあと一つ、あまり目立たず重要性を感じにくい部分ではありますが、サービスや商品・会社の魅力をお届けするために欠かせないのが「文章」です。
文章は、あなたの想いやサービスの魅力を人々に届けることができる大切な手段です。
ここに手をかけるかどうかが、会社の運命を左右するといっても過言ではありません。
そんなこと言うけど、制作会社に頼めば文章も全部いい感じにやってくれるでしょ!?
そのように思っていませんか?
実はホームページ制作会社には、HTMLやCSSを駆使してホームページを組むコーダーや、デザイナー・カメラマンが在籍したり、提携したりしているところは多くあります。
ですが、Webライターが在籍または提携している制作会社ってあまり多くはありません。
そのため、ホームページを作る時には「掲載する文章は自分で用意してくださいね」と言われることがほとんどでしょう。
そこで依頼者は、開業準備や本業が忙しいうえ、文章作成というタスクが加わり、
- 文章を考えるのに疲弊する
- 文章作成にまで手が及ばず、ホームページの公開がズルズル後回しになってしまう
など、思ったように進められない方がいらっしゃるのです。
しかも文章は、「想いを熱く書いたから大丈夫!」というものではありません。
きちんと読んでくれるであろうユーザーのことを思い浮かべ、ユーザーが必要とする文章を書かなければいけないのです。
「よっしゃぁぁ!自分の想いは言い切った!これだけ書いたら伝わるだろーーっ!!」
と過信すると、思ったような成果は得られないでしょう。
ここでは、あなたの想いやサービスの魅力を届けるために大切なことや、文章を用意するときのメリット・デメリットをお伝えしています。
ホームページに掲載する文章のご準備をお考えの方にとって、何かヒントになれば幸いです。
こんにちは、Webライター歴8年のConasuWorks*辺見と申します。人の心に届けるWebライターとして、Web制作・Webライターを行っています。ここでは、私が思う「文章作成において、忘れてはいけない大切なポイント」をお伝えしていますので、よければ参考にしてくださいね。
あなたの会社が重視するのはデザイン?文章?
まず最初に、ホームページにおける文章とデザインのバランスについて考えてみましょう。
「デザインがくずれるので、文章はあまり必要ありませんよ。」
制作会社に問い合わせた時、このように言われたことはありませんか?
これは、デザインと文章のバランスを考える上で、もっともよくある問題です。
デザイナーさんが多い制作会社であれば、デザインを重視するでしょう。
コンテンツや内容を重視する制作会社であれば、長くなっても文章が必要だというでしょう。
私は、適材適所で使い分けることで、どちらも間違いではないと考えます。
たとえば、あなたのサービスが飲食店や美容院などの場合、ユーザーは料理の写真や施術後の写真を求めてホームページを訪れます。
シェフの想いや美容師になるまでの過程を見たいというよりは、”美味しそうスイーツはないかな” ”どんな髪型にしてくれるのかな”と思いながら検索すると思いませんか?
(それと同時に、ユーザーはホームページだけではなく、SNSやYouTubeからも情報を収集します。)
逆に、あなたのサービスが心理学や身体に関わること、家族の事や法律関係など、ユーザーが不安を抱えていることが想定される場合は、”どんな人が携わってくれるのかな” ”どんなサービスが受けられるのかな”など、人柄やサービスの内容を求めてきます。
それにも関わらず、文章はデザインを妨げないように配慮したホームページを作ったとすれば、ユーザーの悩みや不安は解消されないでしょう。
まずは、あなたのサービスを求めるユーザーは、どちらに属しているのかを考えてみましょう。
そして、あなたの会社はどちらを重視するべきなのか、どのようなコンテンツを用意すればいいのか、洗い出してみましょう。
じゃあ前者には文章、後者にはデザインの必要はないんですか?
と聞かれると、そうではありません。
デザインと文章のバランスを図り、ユーザーにとって使い心地のいい導線(UI)と、ユーザー目線に立った文章を用意することが重要です。
ユーザーが何を求め、何に困っているのかという想像力を働かせ、必要なコンテンツを用意することが、ユーザーの心に届ける第一歩です。
そしてそれは、Googleからの信頼にもつながりますので、結果的に、SEO(検索した時上位を狙う手法)にも効果が高くなります。
あなたならどちらを選びますか?
ここで少し、あなたならどちらを選ぶか考えていただけますか?
【状況】
あなたは1か月前から謎の胃痛に悩まされています。
いよいよ心配になり、どこの病院へ行こうか検索をしています。
1.最近できたばかりの新しい病院。
ホームページにはキレイな院内写真と最新機材の写真がある。
医師の写真、経歴、実績が掲載されており、申し分ない様子。
学会や論文の掲載から、手腕のある人だろうと見てとれる。
2.そこそこ前からある病院。
どのような痛みか問いかけてくれている。症状別の対処法や、考えられる病名も書いてある。
医師の写真と挨拶文からは、医師の経歴と人柄が感じられる。
スタッフや診療風景の写真から、病院の雰囲気が見てとれる。
クイズのように記載しましたが、これは、どちらかが正解という意味ではありません。
1番を選んだ人も、2番を選んだ人もいるでしょう。
ただ私の考えとしては、2番のように、ユーザーの悩みに寄り添い、ユーザーの不安な気持ちを少しでも解消できるようなホームページを作りたいと思っています。
もちろん写真や経歴からみえる実績や清潔感も必要です。
ですが、検索しているユーザーは、生身の人間だということを忘れてはいけません。
病院を検索するユーザーの悩みや不安に寄り添うことを、大切にしたいものです。
私がWebライターとして大切にしていることは、”ユーザーの目線に立って考えることを忘れない”ということです。
「紙媒体ライター」と「Webライター」
では、ライターというカテゴリーの分類方法をみておきましょう。
ライターの中には、
- 事件や事故、政治について、取材を元に執筆するライターさん
- お店やイベントなど、タウン情報を執筆するライターさん
- Web上の記事を執筆するライターさん
などがいらっしゃいます。
ライターといっても、それぞれ活動する場所や得意分野は異なります。
あなたがどういう目的で文章を依頼するのかによって、お願いするライターは変わってくるでしょう。
また、ユーザー目線で考えてみると、新聞や雑誌はユーザー自らお金を払い、情報を得るために行動しています。
ですので、それらの情報を求めてくる方にわかりやすく正確な情報をお届けすることが、「紙媒体ライター」の使命といえるでしょう。
逆にWeb上の記事は、だれもが無料で得られる情報がほとんどです。
また、検索結果の上位に表示されていないと、クリックさえもしてもらえません。
ということは、SEOを意識した文章であり、ユーザーの興味・関心を惹きつける文章でなければ意味がないのです。
つまり「Webライター」は、検索エンジンとユーザーの意図を汲んだ文章をお届けすることが使命なのです。
Web上には数えきれないほどのサービスがあることから、ユーザーの選択肢は無限です。
その中で、どのように自社の魅力をお届けするか、サービスの購入を悩んでいる「見込み客」にアプローチしていくか、ここが重要ではないでしょうか?
ホームページの文章はだれが書くのがいい?
では次に、ホームページに掲載する文章は誰が書くのがいいのでしょう?
- もっとも想いが込もっている代表者
- 代表者のもとで働く社員
- 紙媒体ライター
- クラウドソーシング(Webライター)
- Webライター
いろいろな選択肢がありますが、どれを選んでもメリット・デメリットは存在します。
あなたの会社に合っている方法はどれなのか、確認してみてくださいね。
代表者 | 社員 | 紙媒体ライター | クラウドソーシング | Webライター | |
料金 | ◎ | ◎ | △ | △ | △ |
労力 | △ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ |
納期 | △ | ○ | ◎ | ◎ | ○ |
SEO | △ | △ | △ | ○ | ◎ |
実績 | △ | △ | ○ | ○ | ◎ |
代表者
メリット
- 事業を始められたご本人のため、だれよりも熱い想いがある。
- サービス・商品に対する思い入れが誰よりも強い。
デメリット
- 多忙のため、文章作成に費やす時間がない。
- 伝えたい想いがありすぎて、まとめるのが大変。
社員
メリット
- 代表者の想いやサービスの魅力を理解している。
- 外注費の必要がない。
デメリット
- 任される社員の負担が増え、本業のパフォーマンスに影響するかもしれない。
- SEOを意識した文章はわからない。
紙媒体ライター
メリット
- 取材や資料をもとに、文章を作成してくれる。
- 新聞や雑誌など紙媒体の実績が多く、スピーディーさと正確性を兼ね備えている。
デメリット
- 外注費の必要がある。
- 紙媒体で活動されてきた方の中には、SEOを意識していない方もいる。
クラウドソーシング(Webライター)
メリット
- 短期間で仕上げてくれる。
- 取材や資料をもとに、文章を作成してくれる。
デメリット
- 外注費の必要がある。
- 担当するWebライターによって完成度に差がある。
Webライター
メリット
- 取材や資料をもとに、文章を作成してくれる。
- 実績のあるWebライターが、SEOを意識し、ユーザーの心に届く文章を書いてくれる。
デメリット
- 外注費の必要がある。
- 入念にリサーチしながら作成するため、納期に2~3週間かかる場合がある。
Webライターである私が考える2つのポイント
ご覧の通り、文章作成をだれに依頼したとしても、一長一短あるでしょう。
もしあなたが個人事業主だとすれば、社員に任すことはありませんし、あなたや社員にライティング実績があるなら外注することもありません。
ですので、すべてが上記に当てはまるわけではありませんが、本質的に価値のあるホームページを作りたいのであれば、次の2つのポイントを抑えておくといいでしょう。
1.第三者がユーザー目線に立つヒントを持っているかもしれません
いつも事業に携わっている方は、商品やサービスの特性や魅力に慣れてしまっている場合があります。
こんなこと言わなくてもわかるでしょ?
これくらいみんな知ってるでしょ?
このように、ユーザーの知識を過信してしまうことがあります。
業界では常識の専門用語も、一歩外に出ると、理解できない人もいるのです。
また関係者ならスルーしてしまうような内容の中に、ユーザーの知りたい情報があることもあります。
このように、すべてのことを当たり前と思わず、ユーザー目線に立つことは非常に重要です。
あえて、第三者のライターが文章を書くことで、新規ユーザーと同じ目線に立つことができるかもしれません。
2.代表者の想いやサービスの価値を、人々へ届けましょう
事業を立ち上げ、喜怒哀楽を感じながら会社を守り抜かれている代表者は、誰よりも熱い想いと志を持っていらっしゃいます。
ですが、デメリットでもお伝えしたように、代表者が想いを文章にするには時間が足りないのです。
代表者以外が文章を作成する場合、社員であろうが取材は必要です。
そこからライティング経験のない社員が文章に表すのか、実績のあるWebライターが言葉を綴るのか・・・
どちらが効率的かは言うまでもありません。
私はこれまで、「話すことは得意なんだけど文章にするのは苦手でね・・・」という代表者にもたくさんお会いしてきました。
そのたびに、こんなにも素敵な想いと素敵なサービスがあるのに、知らない人がいるのはもったいない!
私があなたの代わりに文章に綴るので、必要としている人に届けたい!と思ってきました。
あなたの会社には、まだまだ届ける価値があるのです。
まだ見ぬところに、あなたのサービスを必要とする人がたくさんいることを忘れないでくださいね。
ちなみに最近は、ChatGPTのような人工知能ツールが登場しているため、それらで文章を作成しようとお考えの方もいるかもしれませんね。
これらは非常に優秀なツールであるため、有効に取り入れていくことで効率化を図れます。
ですが、あなたの想いや過去の経験を文章にすることはできません。
感情を乗せて言語化できるのは、AIではなくWebライターなのかなと思っています。
文章作成を依頼した場合にかかる費用
では、Webライターに文章作成を依頼した場合、どのくらい費用がかかるのかについてみていきましょう。
クラウドソーシングといってもたくさんありますし、Webライターも会社に属している方と個人でされている方など雇用形態はさまざまです。
よって、一概に相場というものは言えませんが、以下の内容を参考にしてみてくださいね。
クラウドソーシングサイトの場合
クラウドワークスは、470万人のフリーランスと76万社の企業が利用している国内最大手のクラウドソーシングサイトです。
記事・Webコンテンツ作成/リライト・校正・編集/インタビュー・取材などを依頼することができます。
・記事・Webコンテンツ作成 1円~/文字
・インタビュー・取材 15,000円~
「SEOに強いライティング」に特化したクラウドソーシングサイトです。
ライターはレベル別に承認試験が設けられているため、レベルの高さや予算に合わせてライターを選出できます。
自由に発注できるオンライン発注プラン/オーダーメイドプランがございます。
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・オンライン発注プラン プラチナライター3.0円~/文字 ※1記事から可能
・オーダーメイドプラン プラチナライター4.5円~/文字 ※100万円から対応
他にもランサーズやココナラ、ちょびリッチ<PR>など多くのクラウドソーシングサイトがありますので、確認してみてくださいね。
Webライターの場合
▪A社(大手)
Webマーケティングを専門とする企業の一例です。
大手企業など豊富な実績をもち、企画・プランニングから制作まで一連の流れに対応してくれます。
また、徹底的な調査と分析、精度の高い言語化と文章構築力により、サービスの魅力を最大限に表現してくれます。
・記事制作 66万円(税込)~/記事
・LP(ランディングページ制作) 220万円(税込)~
▪ConasuWorks*(個人)
フリーランスのWebライターの一例です。
ConasuWorks*では、これまで「心理学」「税理士事務所」「法律事務所」など、幅広いジャンルのWebコンテンツに携わらせていただいております。
必要なコンテンツのご提案と文章作成のほか、ホームページ制作(女性向け)も行っております。
・Webコンテンツ(代表挨拶) 16,500円+取材費5,500円(税込)
・取材記事 22,000円+取材費5,500円(税込)
※県外の場合は、別途交通費を頂戴いたします。
また、コンテンツマーケティングをお考えの方は、Webコンサルティング事業を行っている親会社(UNLIMITED DESIGN WORKS*)が同時にサポートすることも可能です。ブログ記事やSNSを用いてマーケティング戦略を行いたい方も、ぜひご相談ください。
最後に
いかがでしたか?
あなたの会社に合った文章の方向性は見えてきましたか?
あなたのユーザーが何を求め、何に困っているのかを想像することが、ユーザーに寄り添う第一歩です。
あなたの想いやサービスの魅力をお届けするため、もし何か私にできることがあれば、お気軽にお声がけくださいね。
ちなみに以下のサイトはConasuworks*がライター、UNLIMITED DESIGN WORKS*がカメラマンとして共同運営しているWebメディアです。よければぜひご覧ください。